思うこと

私は、大切な・かわいい大好きな娘を自死で喪った。
もう10年以上が過ぎたが、その間には色々と辛く耐え難い思いをした。
昨日まで元気だった娘が、突然死んでしまった。
100あったモノが、急にゼロになってしまった。
とても受け入れられない。
何故 なぜ ?????
そんな状態の中、(詳しいことは失念したが)ある手続きに書類が必要になり、
横浜駅の行政センターへ行った、
娘の生年月日を記入する欄があったので、「娘は亡くなったのですが・・・」と。
すると職員が「死んでも(亡くなってもだったかも)誕生日はあるでしょ!!」
茫然自失・へたり込みそうだった。
確かに死者であろうと、生年月日はある。
生まれたからこその死なのだから。

あんじゅに参加するようになり、同じような体験を聴き
私だけではないのだと実感した。
こうして私たちは傷ついている、傷つけられている。
まるで、傷口を押し開き塩酸をかけられたように。

これは、まさしく二次被害だ。
役所の職員を責める気持ちはない。
業務でお忙しい中、配慮してほしいとは思わない。
「そのようなことが二度とないよう善処します」なんて必要ない。
元々行政になんか期待していない。

私たちは、子どもを喪い、言い尽くせないほどに傷ついている。
そして、二次被害の矢にさらされている。
傷を共感してくれるのは、あんじゅだ。
あんじゅに参加している私たちは、1ヶ月に一度の2時間が
自分を取り戻す大切な時間なのだ。

二次被害については、また機会をつくり書いていきたい。


10月のあんじゅ

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