悲しい・寂しい・辛い・虚しい・・・
どんな言葉を遣っても、とても言い表すことはできない。
ただただ身をひそめ、時間が過ぎるのを待つしかなかったあの頃。
その反面 早く元の生活に戻らなくてはとジタバタ。
余計に落ち込んでしまったり。
ある時、子どもを自死で喪った親の会・あんじゅの存在を知った。
恐る恐る訪れてみた・・・
温かく優しい時間・場所があり、大泣きした。
私が欲しかったのはこの場所!私にはここが必要!!と強く実感した。
人生を曲線で表すと、どん底に落ちていた私。
フラットに戻らなければ、歩き出すことなんてできない。
そう思い藻掻いていた。
あんじゅで安心して心の裡を話し、聴き、穏やかな時間を過ごすことができた。
そして気が付いた。
どん底はフラットには戻らない。何故なら子どもはもう帰ってこないから。
でも別の道を歩き出すことはできる。
立ち直ることなんてできないし、その必要もないと思う。
どん底の曲線はそのままで、こころに空いた大きな穴はそのままで。
子どもと生きた私の道から、穴を抱えて歩く道へ。
大好きな大切な愛おしいわが子を忘れない。
時間が過ぎても変わらない。
でも、穴を抱えて歩くなら、笑顔で歩きたい 楽しく生きていたい。
あんじゅで合言葉のように言われる言葉がある【イヤなことはしない】
この言葉を胸に私は歩いている。