思うこと

子どもを喪った
悲しい・寂しい・辛い・虚しい・・・
どんな言葉を遣っても、とても言い表すことはできない。
ただただ身をひそめ、時間が過ぎるのを待つしかなかったあの頃。
その反面 早く元の生活に戻らなくてはとジタバタ。
余計に落ち込んでしまったり。
ある時、子どもを自死で喪った親の会・あんじゅの存在を知った。
恐る恐る訪れてみた・・・
温かく優しい時間・場所があり、大泣きした。
私が欲しかったのはこの場所!私にはここが必要!!と強く実感した。
人生を曲線で表すと、どん底に落ちていた私。
フラットに戻らなければ、歩き出すことなんてできない。
そう思い藻掻いていた。
あんじゅで安心して心の裡を話し、聴き、穏やかな時間を過ごすことができた。
そして気が付いた。
どん底はフラットには戻らない。何故なら子どもはもう帰ってこないから。
でも別の道を歩き出すことはできる。
立ち直ることなんてできないし、その必要もないと思う。
どん底の曲線はそのままで、こころに空いた大きな穴はそのままで。
子どもと生きた私の道から、穴を抱えて歩く道へ。
大好きな大切な愛おしいわが子を忘れない。
時間が過ぎても変わらない。
でも、穴を抱えて歩くなら、笑顔で歩きたい 楽しく生きていたい。
あんじゅで合言葉のように言われる言葉がある【イヤなことはしない】
この言葉を胸に私は歩いている。


8月のあんじゅ

あんじゅが開催される県民センターは、横浜市にあります。 ここ横浜市は、今日も熱中症警戒アラートが発表されました。    が、この暑さの中でも、あんじゅでの時間を求めて 仲間が集まりました。 私たちにとって、あんじゅは唯一無二の場所なのです。 炎天下の木陰のように、 こころ安らぐ大...