8月のあんじゅ

あんじゅが開催される県民センターは、横浜市にあります。

ここ横浜市は、今日も熱中症警戒アラートが発表されました。

  


が、この暑さの中でも、あんじゅでの時間を求めて

仲間が集まりました。

私たちにとって、あんじゅは唯一無二の場所なのです。

炎天下の木陰のように、


こころ安らぐ大切な場所なのです。


今日も、少人数グループでのわかちあいの時間を持ちました。

さまざまな話題が出ましたが、少しピックアップいたします。

★バタバタと忙しいほうが気持ちが楽。

 忙しさに辛い・悲しいという本心が紛れる。

★美味しいものを食べたい、素敵な服が欲しい等々と

 欲が出てきたのは喜ばしいこと。

 あんじゅに参加し始めたころは、自分がケーキを食べるようになるとは

 考えられなかった。

そうなのです!

私たちはもう二度と笑うことはないだろう。

おしゃれをすることなんて考えられない。


美味しいものを食べることはもうないだろう・・・

あんじゅに参加するまでは、そう思っていました。

でも、あんじゅで、本音で話し聴くことで

私たちの気持ちは変わってきました。

確かに大好きな子どもを自死で喪った私たちですが、

それはそれとして、私たち自身を大切にしていきたい!

そう思えるようになったのです。

頑張らなくてよいのです!

 私たちは、こうして生きているだけで充分なのです。

でも、やはり頑張ってしまうのですよね。

そんな頑張っている自分に


拍手をして

今日のあんじゅは閉会いたしました。

まだまだ暑い日が続きそうです、

体調に充分気をつけて、また来月お逢いしましょう!


#生きている #本音







8月の虹のかけはしオンラインわかちあい

 毎日毎日酷暑が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでいらっしゃいますか?

8月7日㈭に「虹のかけはし オンラインわかちあい」が開催されました。
その時のご感想をいただきましたので掲載いたします。
お読みいただけると嬉しいです。

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8月の『にじかけ』(注:虹のかけはし)に四ヶ月ぶりに参加しました。

今月は息子を失った月です。もう2年、まだ2年です。

この先何年、何十年も私の人生は続くのかと思うと気が遠くなります。
ずーっとこれからも変わらない、この曇った重たい気持ちのまま生きていく人生。
罰として受けとめて生きていくしかない。
そんな私にとって唯一、『にじかけ』は心からに近い状態で笑って話せる場所になりつつあります。

今回も楽しかった、と確かに思えました。
人と久しぶりに話したという実感が湧きました。
いつも本当にありがとうございます。

まだ2年なのに、こんな不謹慎なお母さんでごめんね。
大好きだよ。ずっとずっと大好きで大切だったんだよ。
もっともっと言葉や態度に出すべきだったね。
ごめんなさい。

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ご感想をありがとうございます。
まだまだ暑い日が続いております。皆様どうぞお体ご自愛くださいませ。
次回虹のかけはし活動は10月2日㈭19:30からになります。
(スタッフA)


7月のあんじゅ

 早いもので、2025年も後半に入りました。

子どもを亡くした当初は一日がとても長く感じ、

「まだ午前10時 やっと午後になった」と、

時計の針を進め、カレンダーをびりびりめくりたい・・・

    




時間の力を借りてこの苦しみから逃れたいと

そんなことばかり考えていました。

子どもを喪ったあの時から、私たちと外の世界とは時間の感覚が異なっている部分が確かにあります。

でも、あんじゅに出会い参加を重ねているうちに

「あれからもう5年・10年経った」と

感じるようになってきたのです。

あっという間に2025年も半分が過ぎていたのです。


今日も少人数のグループでわかちあいの時間を持ちました。

さまざまな話題が出ましたが、解散するころにはどの参加者も

1ヶ月分の汚れを落としたようなすっきりとした表情になっていました。

    

自死遺族のわかちあいというと、「悲しい 辛い」と嘆くだけだと

思われがちですが、あんじゅは違います。

もちろん思わず涙してしまうこともありますが、

いわゆる他愛もない話で笑顔になる場面も多いのです。

私たちにとって、あんじゅは【自死でわが子を喪った親】

という共通事項の安心・安全な場所なのです。

唯一無二の大切な貴重な空間なのです。

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11日に、あんじゅ・虹のかけはし主催者みどりさんの講演がありました。

拝聴した者から「素晴らしかった。感動した。」との声が多数です。

私たちの想いを多くの方々に届けてくださったみどりさんに改めて

感謝しております。


#笑顔





6月のあんじゅ

 今日は、真夏のような暑い一日でした。

   

そんな中あんじゅの仲間が集い、とても貴重な大切な

2時間を過ごしました。

          


このイラストのように、じりじりと照り付ける太陽の下でも

涼しい木陰で冷たい飲料を飲んでホッとする・・・

私たちにとってあんじゅはそんな場所なのです。

外の世界は理不尽なことばかりだが、ここでは心の扉を開いて自由になることができる。

あんじゅに参加できない時でも、「あんじゅがある」と思うだけで心強く過ごせる。

「何を見ても、子どもを想い自責の念に駆られてしまう」

きっといつの日か、楽しかったことも思い出すようになる。

      


子どもを喪う、これ以上辛く悲しいことはないかもしれません。

それでも私たちは、今もこうして生きています拍手!

当初は身の回りを気にかける余裕がなかったが、美容院へ行ってきた拍手!

こんな陽気では熱中症が心配ですね。

しっかり対策をしてまた来月お逢いしましょう。


★★お知らせです

7月11日(金)自殺対策基礎研修が開催されます。

あんじゅ・虹のかけはし主催者のみどりさんが講師として参加いたします。

 
上記はパンフレットですが、申し込みが必要となります。

横浜市のホームページから入り、「申請内容の入力」に移動します。


みどりさんの講演を拝聴できるチャンスです。

是非お申込みください。

★横浜市ホームページ

 https://www.city.yokohama.lg.jp/kenko-iryo-fukushi/kenko-iryo/kokoro/jisatsu/kouenkaiosirase.html


#自責の念



    








    


5月のあんじゅ

 毎月第三水曜日は、あんじゅの活動日です。

この日を待ちこがれた参加者が集い、わかちあいの時間を持ちました。

さまざまな話題が出ましたが、「子どものモノをどうすればよいのか・・・?」

と問いかけがありました。 

    

このような問いかけに対し、それぞれの経験を話しました。

あんじゅではいわゆる質疑応答もオーケーなのです。

自分のことを話し、他の参加者の話を聴くことにより

またひとつ気持ちが軽くなっていきます。

一人ひとりの存在がとても大切なのです。

主催者の言葉です。

★かなしいご縁ではありますが、亡くなった子どもが繋いでくれた私たち。

そのご縁を大切にしていきたいですね。

   
少し前の朝日新聞「折々のことば」からです。

 【死児の齢を数う】ということわざがあるが、これは取り返しのつかぬことを悔いたり、愚痴ったりすることの喩えである。しかしこれは本当に詮ないことか。

人は死して無に帰すのでなく、死「者」として、つまり遺された者の語らいの相手として、

生まれなおす。そしてその関係の内で、遺された者とともに育つ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

そうですよね!

亡くなった子どもは、姿は見えなくても私たちの心の中でしっかりと息をしています。

心の中の子どもと一緒に笑顔で過ごしたい。


過去でも未来でもなく、今この時だけを生きていきましょう。

【この時】が積み重なり、一日に一か月に一年に・・・

決して無理はしないで、 #イヤなことはしないで、

自分を大切に過ごしましょう!





4月のあんじゅ

 4月のあんじゅからブログを更新できないまま1ヶ月も経ってしまいました。

FC2ブログを使用していたのですが、

不具合によりログインできない状態が続いていたのです。

現在はこのgoogle bloggerを使い、遅くなりましたが

ここで4月のあんじゅ・わかちあいを振り返っていきます。


     

あんじゅがある日は、朝から気持ちが浮き立ちます。

あと5時間で皆に仲間に会える

私が私でいられる大切な時間。

あと3時間・1時間・・・

そうなのです。

1ヶ月に一度の2時間がとても大切なのです。

外の世界では無意識にでもバリアを張っている私たちですが。

ここでは【素の自分】でいられるのです。

外では話せないことも、気兼ねなく本音で話すことができるのです。

  

とてもかなしい思いをし、深く傷ついた参加者の話がありました。 

         


#二次被害 と言っても過言ではなく、しかもそれは行政によるものでした。

行政が横の連絡をきちんと取っていれば、起こらなかった二次被害です。

亡くなったのが女の子なら、成人式に向けた振袖のダイレクトメールが届きます。

それを目にするたびに「あの子が生きていれば今頃は・・・ あの子の友だちは

振袖を着て成人式」

何ともやりきれない気持ちになります。

せめて,行政は私たちの傷口を広げないでほしいのです。

こんな辛い思いをしたと話ができるのもあんじゅなのです。

もし、思いを外に出さず抱え込んでしまったら、その重さで潰されてしまいます。

1ヶ月に2時間の私たちの時間!

やはり、とてもとても貴重なのです。

また来月の2時間まで、元気に過ごしましょう!

イヤなことはしないで、少しでも笑顔で過ごしたいですね!!




          

 




「時薬(日にち薬)」

 

息子を亡くしてから、わが子との沢山の思い出にも苦しんだ。その中でも3月から4月にかけてのイベントにまつわる出来事を思い出すと、なんとも言い難い思いになり、桜をみるのが辛くて嫌だった! 
それから少しずつ少しずつ…時の経過と共にその時々の私自身や出来事を少し遠い目でみられるようになった頃から、桜が気にならなくなった。桜が綺麗🌸そう思えるようになるまで、どれくらいの時間がかかったことでしょう。 
「時薬(日にち薬)」「人薬」という言葉の意味が、身に染みて分かるようになった… 後悔よりも、その時々の私は一生懸命に努力していたと思えるようになった。 諦めずに生きていたからこそ、そう思える私になった♪

 4月3日(木)「虹のかけはし」オンラインわかちあいにご参加された方からご感想をいただきましたので、以下のメッセージをお読みくださいませ。  南山 

「今回の分かち合いの少し前に、気持ちが落ちてしまい、一人で家にいる時間があると叫びたくなることがありました。なにかきっかけがあったわけではなく、気持ちに波があり、深く沈んでしまう時があります。
 そんな時、2ヶ月に一度のわかちあいがとても救いになります。落ちてしまった気分でも、そのことを素直に言うことができ、受け入れて聞いてくれる方々がいる。
 こんなことが起こったのに、そういう方々がいる場所があることは、本当にありがたいとつくづく思います。
 分かち合いの皆さま、本当にありがとうございます。 また子どもの話だけじゃなく、いろんな雑談が増えて、それがまたとても楽しいし癒されます。 
また2ヶ月後を楽しみに、日々頑張ります。」

8月のあんじゅ

あんじゅが開催される県民センターは、横浜市にあります。 ここ横浜市は、今日も熱中症警戒アラートが発表されました。    が、この暑さの中でも、あんじゅでの時間を求めて 仲間が集まりました。 私たちにとって、あんじゅは唯一無二の場所なのです。 炎天下の木陰のように、 こころ安らぐ大...