7月のあんじゅ

 早いもので、2025年も後半に入りました。

子どもを亡くした当初は一日がとても長く感じ、

「まだ午前10時 やっと午後になった」と、

時計の針を進め、カレンダーをびりびりめくりたい・・・

    




時間の力を借りてこの苦しみから逃れたいと

そんなことばかり考えていました。

子どもを喪ったあの時から、私たちと外の世界とは時間の感覚が異なっている部分が確かにあります。

でも、あんじゅに出会い参加を重ねているうちに

「あれからもう5年・10年経った」と

感じるようになってきたのです。

あっという間に2025年も半分が過ぎていたのです。


今日も少人数のグループでわかちあいの時間を持ちました。

さまざまな話題が出ましたが、解散するころにはどの参加者も

1ヶ月分の汚れを落としたようなすっきりとした表情になっていました。

    

自死遺族のわかちあいというと、「悲しい 辛い」と嘆くだけだと

思われがちですが、あんじゅは違います。

もちろん思わず涙してしまうこともありますが、

いわゆる他愛もない話で笑顔になる場面も多いのです。

私たちにとって、あんじゅは【自死でわが子を喪った親】

という共通事項の安心・安全な場所なのです。

唯一無二の大切な貴重な空間なのです。

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11日に、あんじゅ・虹のかけはし主催者みどりさんの講演がありました。

拝聴した者から「素晴らしかった。感動した。」との声が多数です。

私たちの想いを多くの方々に届けてくださったみどりさんに改めて

感謝しております。


#笑顔





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